【本当に医療保険は不要?】名著「お金の大学」に書かれていない2つの事実

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ここんにちはこんばんは。灘・東大OB、資格マニア・勉強マニアのガっくんです。


みなさんは、最近大ベストセラーになっているこの本をご存知ですか?

超人気YouTuberの「両学長リベラルアーツ大学」さんが、発信している内容をギュッと圧縮して書いた、お金の勉強実践型ガイドブックです。
わたしもファンで、ほぼ毎日動画を見ていますし、この本も紙のバージョンを購入しました。

この本でも多くのページが割かれ、またライブ配信などでコメントが多い話題が「保険の見直し」です。

ただし、この「保険」も関する記載について、個人的にモヤっとするところがあったので、まとめてみました。
(ちなみに、わたしはFP2級と生命保険募集人の資格を保有しているので、多少は心得があります。)

この記事を書いた人
ガっくん

東大卒が、学ぶよろこびと資格の勉強法を発信

灘中学校→灘高等学校→東京大学(文Ⅰ・法学部)→会社員

勉強マニア・資格マニアで国家資格や士業含む37資格保有

小3娘にも"学ぶ大切さ”を伝えるアラフォーパパ

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前提:両学長の基本的スタンス

くわしくは、上記の本または両学長のYouTubeチャンネルをご参照いただきたいのですが、
両学長は以下のように述べています。

リスクを「確率の高低」と「損失の大小」で4つに分類する。

損失大・確率大損失小・確率大
損失大・確率小損失小・確率小
損失と確率のマトリクス


そして、「損失大・確率小」の危険については、保険で対応する。
(「損失小・高確率」や「損失小・低確率」は貯金で対応し、「損失大・高確率」は近寄らない)

「損失大・低確率」の主要リスクは、「死亡」「火災」「自動車事故」なので、
「生命保険」・「火災保険」・「自動車保険」以外の民間保険は不要

本当に医療保険は不要?2つの気になるところ

上記に「医療保険」が入っていないように、主に以下の理由で、
両学長の著書では医療保険が不要と述べられています。

  • 健康保険の高額療養費制度のおかげで、自己負担の医療費は月10万円程度
  • 病気やケガで働けなくなっても、1年6ヶ月は傷病手当金がもらえる
  • 1年6ヶ月を超えて働けなくなっても、障害年金がある

この中で、2番めの「傷病手当金」と3番めの「障害年金」については、少々記述があっさりしているのでは?と思いました。
具体的には、以下の事項が書かれていませんでした。

  1. 傷病手当金は最大1年6ヶ月。入退院を繰り返していると貰えなくなる。
  2. 障害年金の認定基準は非常に厳しい。

次で詳しく見ていきます。

傷病手当金は「最大」1年6ヶ月

全国健康保険協会のサイトよりお借りしてきた図をご覧ください。

この図が何を意味しているかというと、

傷病手当金が1年6ヶ月分支給されるということではなく、1年6ヶ月の間に仕事に復帰した期間があり、
その後再び同じ病気やケガにより仕事に就けなくなった場合でも、復帰期間も1年6ヶ月に算入されるということです。
また、支給開始後1年6ヶ月を超えた場合は、仕事に就くことができない場合であっても、傷病手当金は支給されません

入退院を繰り返しているような場合は、一時退院して出勤すると、その間は傷病手当金が出ませんし、
何度か入院しているうちに、最初の支給開始日から1年6ヶ月を超えると、欠勤しても傷病手当金が出ないということになります。

障害年金の認定基準は非常に厳しい

ためしに「障害年金」でGoogle検索してみてください。
受給額の見積もりなどに混じって、「受給率」の高さを売りにした申請代行業者のページが出てきます。
これは、素人がふつうに申請すると受給できない可能性が高いことの裏返しと思われます。

障害者手帳と障害年金は別個独立した制度で、障害者手帳を交付されているからといって障害年金が受給できるとは限りません。
障害者手帳のほうが基準がかなり緩いようです。

また、障害年金が受給できるかどうかの審査に、最短半年ほどかかるという話もあります。

まとめ

以上のことより、病気になって働けなくなったときの生活費をカバーするための医療保険には入ったほうが良いのでは?というのが個人的な意見です。
(ちなみに、就労不能保険というものもありますが、これは公的な傷害保険よりもさらに受給要件が厳しいとのことで、ちょうどよい商品がないのが実態なようです)

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