【意味ない?】メンタルヘルス・マネジメントについて灘東大OBの合格者が解説!【過去問は?】

【意味ない?】メンタルヘルス・マネジメントについて灘東大OBの合格者が解説!【過去問は?】

こんにちはこんばんは。灘・東大OB、資格マニア・勉強マニアのガっくんです。

幼少期より社会人の今に至るまで勉強漬けで、常に新しい資格や勉強法の研究をしています。

今日は、「メンタルヘルス・マネジメント」について解説していきます。

まだあまり耳慣れないですが、第31回試験では、経営者層含めて16,945名が受験、うち8,789名(実質合格率52%)が合格するなど、徐々に合格者数を増やしていっている試験です。

また、「マネジメント」というワーディングに抵抗を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、1~3種(正式にはローマ字)のうち、

一番合格者率の高い3種は「セルフマネジメントコース」です。

つまり、自分自身のメンタルをマネジメントする手法を学ぶコースです。

レジリエンス…折れたときに復活する方法なんていう言葉がすこしバズっていますが、

まずは心が折れないこと!これが最高に大切です。

自分はメンタル平気!他の人のケアをしてあげたい!という方は2種の「ラインケアコース」あるいは1種の「マスターコース」にトライしてください。

2種のラインケアコースはチームリーダーや管理職向け、1種の「マスターコース」は会社全体の健康経営について考察していくテストになります。

メンタルヘルス・マネジメントとは?

名称独占なし
業務独占なし
難易度易(1種だけ高い)

メンタルヘルス・マネジメントの難易度や独占について

メンタルヘルス・マネジメントには名称独占や独占業務はありません。

純粋にスキルだけを図る試験です。

また、冒頭でも少し触れましたが、求める立場やスキルによって、Ⅰ種(マスターコース) 、Ⅱ種(ラインケアコース)Ⅲ種(セルフケアコース)と分かれているのが特徴です。

メンタルヘルス・マネジメントの合格率

メンタルヘルス・マネジメントは決して難しい資格ではありません

Ⅰ種(マスターコース) :19.8%

Ⅱ種(ラインケアコース : 46.4%

Ⅲ種(セルフケアコース) : 71.2%

情報元:大阪商工会議所

Ⅰ種だけ急に難易度があがりますが、Ⅱ種とⅢ種はきちんと対策すれば確実に合格できます。

メンタルヘルス・マネジメントが活かせる業界

現在、メンタルヘルスに関心の下位企業は減少の一途をを辿っていると言えます。

それだけ、メンタルヘルスに関する関心は高いです。

若手社員に「レジリエンス」など、心が折れない・折れてもすぐ復元するための研修を施す企業もあるようです。

メンタルヘルス・マネジメントの年収

残念ながら、メンタルヘルス・マネジメントを取っただけで年収アップには繋がりにくいです。

試験自体の難易度が高くないことと、メンタルヘルスを直接業務として扱う業界は少ないからです。

ただし、自分や周りのメンタル管理は内部管理的には非常に大切ですので、学んだ内容をうまく利用して周囲に差をつけていくのは十分に可能です。

メンタルヘルス・マネジメントを取得する3つのメリット

ここからは、メンタルヘルス・マネジメントを取得する3つのメリットについて説明します。

  • メンタルヘルスに関する正しい知識を身に着け、自らがメンタルヘルス不調に陥ることを防げる(Ⅲ種の主な目的)
  • 部下や後輩にメンタルヘルス不調が疑われた場合に適切な対応が可能になる(Ⅱ種の主な目的)
  • 経営に近い立場になった時、企業全体のメンタルヘルス対策を強化することが可能になる(Ⅰ種の主な目的)

以下で詳しく見ていきます。

メンタルヘルスに関する正しい知識を身に着け、自らがメンタルヘルス不調に陥ることを防げる(Ⅲ種の主な目的)

繰り返し述べていますが、「まずは自分が倒れないこと、病まないこと、折れないこと」。これです。

これをセルフケアと呼んでいますが、セフルケアの重要性とともに、ストレスのどのように気づき対処すればいいかについて身につけられます。

部下や後輩にメンタルヘルス不調が疑われた場合に適切な対応が可能になる(Ⅱ種の主な目的)

自分が統括しているチームのメンバーのメンタルヘルスケアについて学べます。また、心の不調をきたしたメンバーが発生した場合の対応力について扱われています。管理職として適切に対応したり、休職した従業員をサポートしたりするためのスキルも身につけることが可能です。

経営に近い立場になった時、企業全体のメンタルヘルス対策を強化することが可能になる(Ⅰ種の主な目的)

もっとも従業員のメンタルヘルスに責任を負う立場は経営者です。

個人事業主でもパートナーやチームで事業を行っている方、少しずつ人を雇い始めた方は必須の知識と言えます。

メンタルヘルス・マネジメントの試験内容

メンタルヘルス・マネジメントの試験は、Ⅲ種とⅡ種はすべて択一問題、

Ⅰ種は2時間の選択問題と1時間の論述問題に分かれている、なかなかハードルの高い試験です。

実際に問われる問題は、それぞれのポジションにおけるメンタルヘルスの重要性や、周り・自分にどのような働きかけを行い、職場を改善すればいいかについてです。

メンタルヘルス・マネジメント合格に向けた勉強方法

メンタルヘルス・マネジメントは情報が少ないため、公式テキストと問題集をあたって通読・過去問を解くのが結局早道でしょう。

幸い、”人の心”という身近な話題に関する試験ですから、説明を聞かないと理解しがたい複雑な概念はほぼ出て来ないと言っていいでしょう。そのため、ある程度肩の力を抜いて勉強できます。

メンタルヘルス・マネジメントの勉強におすすめの通信講座

特にⅠ種レベルで自学自習に不安がある方は、通信講座を用いるのもいいでしょう。

メンタルヘルス・マネジメント講座があるサイト

生涯学習のユーキャンでメンタルヘルス・マネジメント検定対策講座を開講しています。

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■企業の社会的責任としてのメンタルヘルスケア、人事労務部門の役割や職場改善の方法等を理解します。

■社員への教育・研修等に関する企画・立案・実施ができることをめざします。

メンタルヘルス・マネジメントに合格した後の手続き

メンタルヘルス・マネジメントに合格した後の手続きは特にありません。

メンタルヘルス・マネジメントの資格に関するQ&A

ここからは、メンタルヘルス・マネジメントに関するよくある質問をQ&A方式で紹介していきます。

Q メンタルヘルス・マネジメントはコスパのいい資格ですか?

はい、特にメンタルヘルス・マネジメントⅢ種は、独学で80%程度合格できるだけでなく、

病まないための知識が詰まっているので、人生の勝ちを高めるためにもおすすめの資格です。

Q メンタルヘルス・マネジメントの勉強にはどれくれいかかりますか?

上述の産業能率大学の口座が4ヶ月程度であることから、一日1時間として120時間くらいと考えられます。

まとめ

本記事では、メンタルヘルス・マネジメントという、メンタルヘルスの重要性やメンタルヘルスの守り方に関する資格を紹介し、合格率や傾向・勉強法を紹介してきました。

メンタルヘルス・マネジメントの特徴

メンタルヘルス・マネジメントは、業務には直結しづらいが、自分や周囲が「病まないための知識」が詰まっている有用な資格

Ⅰ種を除けば、決して難易度は高くない

平成29年10月のデータですが、気分(感情)障害・躁うつ病での入院数は3万人、通院数は90万人と厚生労働省ホームページにあります。

メンタル疾患は残念ながらドンドン広がっており、メジャーな病気の仲間入りをしつつあります。

しかし、メンタル不調の段階でみんなの力を合わせて食い止めることができる病気でもあります。

日本を救う一助…と言うと大げさですが、少なくとも職場の同僚はケアできるように頑張って知識を身に着けましょう。

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