こんにちはこんばんは。灘・東大卒、資格マニア・勉強マニアのガっくんです。
以下の記事で紹介した、大人の公文式(英語)について、もう少し詳しく書きたいと思います。
東大卒が、学ぶよろこびと資格の勉強法を発信
灘中学校→灘高等学校→東京大学(文Ⅰ・法学部)→会社員
勉強マニア・資格マニアで国家資格や士業含む40資格保有
小5娘にも”学ぶ大切さ”を伝えるアラフォーパパ
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公文式の概要
科目によらず、基本は自学自習、先生たちは採点をしてくださる格好です。
基本的な流れ
1日の基本的な流れは以下のとおりです。
- 前回までに提出した宿題とその日の課題を渡される。
- 過去の宿題で間違っている所があれば、考え直して修正する。
- 修正が終われば、その日の課題をこなす(教室じゅうに時計があるので、開始時刻と終了時刻を記載)。
- 採点に提出→採点終了ボックスに入れられるので取りに行く→間違いがなくなるまで繰り返す。
- 英語の場合は、その日の課題の中にE-pencilの音声を聞くパートや音読問題などがあるので、発音についてはそこでカバーすることになります。
テスト
ときどき、テストがあります。テストの流れは以下のとおりです。
- 教材のアップグレード時(J→Kなど)に、課題の代わりにテストを受けます。
- 英語のテストの内容は、対象教材に出てきた文章が5題ほどで、制限時間は40分程度。発音(音読)の問題が含まれることが多いです。
- テストの評価は、正答数と所要時間の2軸で行い、1群、2群…と分類されます。
- 基本的には1群・2群だとアップグレードしているようですが、教室の先生と相談しつつ行います(一部の教材を戻ってやり直したい…等)
公文式英語のメリット
わたしが思う公文式英語のメリットは以下のとおりです。
公文式英語のメリット
学習習慣がつく
自分の力が随時把握できる
単語力がつく
それぞれ詳しく解説します。
1.学習習慣がつく
公文式への通室はふつう週2回です。かなり高頻度と言えます。
勉強するのは教室だけではなく、自宅で宿題もあります。
分量は基本的に通室時と宿題で同じなので、相応に家でもコツコツやる習慣が付きます。
2.自分の力が随時把握できる
子どもから大人まで、公文式教室は「ぴったりの難易度」を探し出すことが得意です。
ぴったり~少し背伸びくらいの難易度の教材を割り当ててもらえるので、自分の実力が非常によく見えます。
3.単語力がつく
教材の単語ですが、対応している学年の単語よりやや難しい印象です。
特に、P教材以降は原文なので、単語の取捨選択なんてありません)
わたしは、TOEICでいうと850前後なのですが、毎回知らない単語ばかりで単語ノートがどんどん分厚くなっていきました…
※わたしの単語帳づくりに興味のある方はこちらを参考にしてください。
(ガっくんの別ブログです)
>>東大OBの英語学習者による、英単語帳のおすすめの作り方!【メリット・デメリット付き】
デメリット
一方で、通室している間に感じたデメリットもあります。以下で説明します。
- 大人の受講者は少ない
- わたしのいる教室で2名でした。生徒同士の干渉はないので全く気になりませんが、ヘンに思っているお子さんもいるかも…?
- 先生全員が英語の上級者ではない
- すべての教材に、かなりしっかりした回答が用意されており、採点プロセスが標準化されています。
採点係の先生方はそれを参照して採点してくださいます。
いっぽうで、設問が[採点しやすさ]を考慮して作られている印象があります。
たとえば、記号選択や穴埋め問題が多いです。
和訳・英訳・英作文など、解釈が分かれそうな問題はあまりありませんでした。 - 研究科目(P教材以降)に音声教材がない
- 大学レベルと定義されているP~R教材は、上述のE-Pencilに対応していません(本記事執筆時点)。
発音やリスニングの勉強もしっかりやっていきたい方は、他社の教材を併用する必要があります。 - 研究科目(P教材以降)が古い
- 各教材には、更新年が端に書いてあります。
P教材以降は利用者が少ないのか、最終更新年が1990年代のものがありました。
載っている和訳も古く、多くの場合は気にならないのですが、「看護婦」などの記述が残っています。
大人の公文式英語の活用シーン(まとめに替えて)
以下のようなシーンでは、大人の公文式英語が選択肢の一つになるのではと思います。
- 英語学習をやろうとしているが長続きしない、またはどの教材を買っていいかわからない
- 英語学習の目的は、新聞や小説・論文などを英語で読めるようになること
- 特定のテストに特化せず、じっくり実力を固めたい
(追記)
その後、諸々の事情で退会しました。詳しくは以下の記事をご覧ください。