こんにちはこんばんは。灘・東大OB、資格マニア・勉強マニアのガっくんです。
小学生から社会人の今に至るまで勉強漬けで、色々な資格の色々な勉強法を研究しています。
今回は、「整理収納アドバイザー」の最高位「整理収納アドバイザー1級」を取得して、名実ともに「片付けのプロ」になれました。
そこで、整理収納アドバイザーの取得メリットや、試験対策について徹底解説していきたいと思います。
東大卒が、学ぶよろこびと資格の勉強法を発信
灘中学校→灘高等学校→東京大学(文Ⅰ・法学部)→会社員
勉強マニア・資格マニアで国家資格や士業含む40資格保有
小5娘にも”学ぶ大切さ”を伝えるアラフォーパパ
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整理収納アドバイザーとは
整理収納アドバイザーとは、その名の通り、「整理収納のプロフェッショナル」の資格です。
名称独占資格らしく、整理収納アドバイザーを名乗れるのは「整理収納アドバイザー1級認定試験」の合格者だけです。
整理収納アドバイザーにできること
ここからは、整理収納アドバイザーになったら「できるようになること」を紹介します。
- 整理収納アドバイザーの名称を使用した、オリジナル講座の開催
- 整理収納アドバイザーの名称を使用した、整理収納コンサルティング・整理収納サービスの実施
- 整理収納アドバイザー専用SNSでの情報交換
殆どの方が2番めの「整理収納コンサルティング・整理収納サービスの実施」、
つまり訪問/オンライン片付けを行うことを目標にすると思います。
このときに【整理収納アドバイザー】を名乗れるのは、1級保有者だけです。
それだけ、1級は必要とされる知識やプレゼン力が違います。
他の情報については以下の別記事も参照してください。
整理収納アドバイザーの試験
ここからは、整理収納アドバイザーの各級(2級・準1級・1級)の試験内容について説明します。
ただし、よく制度が変わってしまうので、ハウスキーピング協会のホームページも適宜参照してください。
2級
整理収納アドバイザーの2級を取得する方法は、現時点で2通りあります。
- U-CANの整理収納アドバイザー講座を受講する
- ハウスキーピング協会が主催する講座を受講する
前者が2ヶ月程度、後者は1日で終了します。
(ちなみに、わたしは今、後者の方の講師資格を取得しようとしています。わたしから研修を受けても修了です)
片付けの理論の基礎を学ぶことになります。
聞き慣れない用語が出てくるため最初は多少「慣れ」が要りますが、
誰にでもわかるような書き方や構成になっているので、それほど恐れることはありません。
準1級
整理収納アドバイザー準1級は、ペーパー試験のみです。
対象範囲は、整理収納アドバイザー2級までの知識すべて。
2022年7月までは、CBT方式(コンピューターセンター方式)と試験会場方式が選択できました。
CBT方式のほうが全国のテストセンターで気軽に受けられる一方で、やや料金が高いです。
試験内容は時間との戦いと言われており、かなり急いで解かないと最後までたどり着かないようです。
1級
最後の1級は、なんとZOOMを用いた口頭試問試験です。
- 作業編
- 提案編
いずれかのテーマを選択し、パワポなどで資料を作成、5分程度発表した後、10分程度試験官から質疑応答を受ける形です。
作業編
ハウスキーピング協会より
自分以外の第三者(家族可)がクライアントとなります。
その方が抱える問題点の解決に向けて、整理収納作業でアドバイスの実践を行っていただきます。
クライアントに対してどのようなファシリテイトが出来たのか、アドバイザー自身がどのように成長が出来たのかを、
ヒアリングや作業手順や内容、使用した整理収納アドバイザー理論、改善点や効果、などを含め具体的にまとめてく
ださい。
※資料作成用のテンプレートはありません。形式に決まりはありませんので自由な発想で作成ください。
※家庭内などの共有の場所で自分が使いやすいという視点で作業されたものは不可となります。
提案編
ハウスキーピング協会より
自分以外の第三者(家族可)をクライアントと設定します。
問題点を指摘し、解決に向けた整理収納法についてのご提案をしていただきます。
クライアントに対してどのようなファシリテイトの効果が発揮できるのか、そこから得られる意識改革やアドバイザー自身の
成長についてなど、作業手順や方法、整理収納アドバイザー理論を含め、ご提案として有効なプランとして具体的にま
とめてください。
※クライアントは特定の個人、または「1 人暮らしの 30 代女性」のようなターゲット層でもかまいません。
※既に作成済みのプランやセミナー内容等は不可となります。
※他者の著作物の模倣や引用したものは不可となります。
整理収納アドバイザーを目指す人は、お客様(クライアント)とコミュニケーションを取って業務を進めていく必要があるため、
このような実践的な試験になっているのだと思います。
なお、わたしのときはZOOMではなく、一方的に話しているところをYouTubeにアップロードして審査してもらうという形式でした…!
そのため、少し難易度が上がっていると考えるべきでしょう。
整理収納アドバイザーの試験勉強の方法
ここからは、整理収納アドバイザーの試験勉強の方法について説明します。
2級
2級の取得は難しくありません。
2つの方法どちらを取っても、理解できなかったところはフォローしてもらえますし、難しいテストも基本的にはありません。
受講さえすれば99%取得できると言っていいと思います。
整理収納アドバイザー協会に直接申し込むパターンと、生涯学習のユーキャンから申し込む方法があり、
ユーキャンのほうが若干安いです。
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準1級
準1級から、少し腰を据えた試験対策が必要になります。
整理収納アドバイザーの準1級は過去問を公開していないため、過去問演習をしようと思った場合、
ハウスキーピング協会が出している公式問題集アプリ(たしか1,500円程度)に課金する必要があります。
わたしは課金せず、テキストを読み込むことにしました。効率は多少落ちましたが…
テキストに5色の蛍光ペンで線を引いてメリハリをつける勉強法で乗り切りました。
詳しくはこちらから>> 【蛍光ペンは勉強の邪魔?】資格マニアがすすめる、超効率的な「5色蛍光ペン勉強法」
1級
最後の関門、1級ですが、ここは「ご自身の経験・知識を存分にアウトプットしてください」!
パワポ資料の作り方ですが、Googleスライドショーという無料のサービスを利用すると、簡単にキレイな資料が作れるので使ってみてください。
参考までに、わたしのプレゼン資料を公開します!!!(丸パクリすると試験官にバレますので、パクリは控えてください)
意識したところは3点です。
- 結論から始まり、最後に結論を言い直して締める(両学長スタイル)
- 経験談や考えを述べるときに、教科書的な理論の話を盛り込む
- 1スライドは1メッセージに留める(書きすぎない)
質問がありましたらコメントかTwitterなどで受け付けています。
極力全部お答えします!
まとめにかえて:準1級が最大の難関かも?
この記事では、整理収納アドバイザーの資格でできることについて紹介した後、それぞれの級の試験傾向と勉強方法について簡単に説明しました。
過去問の開示がされていない準1級が最大の難関だと思います。
問題集に課金された方の感想等もお待ちしていますので、どうぞお寄せください!
最後までお読みいただいてありがとうございました。
受験生の健闘をお祈りします!