こんにちはこんばんは。灘・東大卒、資格マニア・勉強マニアのガっくんです。
幼少の頃から社会人の今に至るまで勉強漬けで、常に勉強法の研究をしています!
今回は、わたしの保有資格から「宅地建物取引士(旧:宅地建物取引主任者)」の概要・取得メリットと勉強法について説明していきたいと思います。
東大卒が、学ぶよろこびと資格の勉強法を発信
灘中学校→灘高等学校→東京大学(文Ⅰ・法学部)→会社員
勉強マニア・資格マニアで国家資格や士業含む40資格保有
小5娘にも”学ぶ大切さ”を伝えるアラフォーパパ
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宅建士(宅地建物取引士)とは?
まずは、宅建士とはどのような資格なのか、概要をご説明します。
国家/民間 | 国家資格 |
独占業務 | あり |
独占名称 | あり |
難易度 | 中~難 |
その他 | 必置資格(後述) |
宅建士の合格率
宅建士の合格率は、およそ15%~18%です。
人気資格の一つ、FP(ファイナンシャルプランナー)1級で約20%ですから、
宅建士はそこそこ難しい試験と言えます。
宅建士が活かせる業界
宅建士は、不動産に関するプロフェッショナルとして様々な金融業や小売業で重宝されますが、最も活躍できるのは不動産業界でしょう。
前述の通り、宅建士は「必置資格」と呼ばれており、不動産取引を行う事務所には、従業員5人につき1名以上の宅建士を置かなくてはならないことになっています。
第三十一条の三 宅地建物取引業者は、その事務所その他国土交通省令で定める場所(以下この条及び第五十条第一項において「事務所等」という。)ごとに、事務所等の規模、業務内容等を考慮して国土交通省令で定める数の成年者である専任の宅地建物取引士を置かなければならない。
宅地建物取引業法
このように、宅地建物取引業法で規定されています。
宅建士の年収
宅建士の年収はどのくらいなのでしょうか。
各種転職サイトの情報を総合すると、宅建士の年収は450万円~600万円のようです。
独立開業を目指せる資格ではないので、
企業の中で資格手当を貰えたり、宅建士が昇格要件になっている場合が、
特に年収に影響してくるパターンです。
宅建士を取得するメリット
宅建士を取得するメリットは、
必置資格のため、就職・転職に有利ということです。
上述の通り、宅建士は不動産事務所には決められた人数設置することが必要とされている必置資格です。
そのため、不動産業界への就職・転職で有利と言っていいでしょう。
宅建士の試験内容
宅建士の試験は、全部で50問、全て選択問題です。
出題範囲は以下のように分かれています。
宅建士の試験内容
権利関係…15問程度
法令上の制限…8問
税に関する法令…3問
不動産価格の評定…1~2問程度
宅地建物取引業法等…20問程度
土地と建物及びその需給…5問
ここから分かるとおり、「権利関係」と「宅地建物取引業法」で7割を占めます。
これらの点数が合格に直結することがわかると思います。
「権利関係」とは、他の法律系試験で「民法」と呼ばれている科目とほぼ範囲が等しいです。
「権利」とはなにか、「契約」とはなにか…など、すべての商取引のベースになっているところなので、
学習すると他の法律系試験や日常生活で役に立ちます。
しかしながら、宅建士試験に向けての対策と考えると、
範囲があまりに広大で、高得点を狙うのは難しいです。
深入りしすぎず、半分くらい正解できることを目指しましょう。
「宅地建物取引業法」とは、不動産取引やそれに関する業務を規制する法律です。(上で引用したのも宅地建物取引業法でしたね)
それほどルールは多くないので、学習自体はさほど大変ではありません。
ここで高得点を狙いましょう。
できれば完答、少なくとも8割程度正解できることを目指しましょう。
宅建士合格に向けた勉強方法
宅建士試験は、専門用語が多く、選択肢も紛らわしいものが多いため、
過去問演習の前に一度参考書を通読して、ざっと全体の内容を把握するのがおすすめです。
また、ここで用語をしっかり把握しておくと、後の仕事に直結します。
その後、ひたすら問題演習をしましょう。
最近は宅建士過去問道場といったWEBアプリが充実しているので、
そのようなサイトを利用するのも良いでしょう。
宅建士の勉強におすすめの通信講座
前述「宅建士合格に向けた勉強方法」で、宅建士試験の合格のために専門用語の把握が必要と書きましたが、
この点が独学だと自身のない方は、通信講座などの授業を受けてみるのもおすすめです。
わたしも、法学部卒ですが、宅建業法にかかる細かい知識はなかったため、通信講座を利用しました。
LEC(東京リーガルマインド)
わたしが利用したのは、LEC(東京リーガルマインド)の通信講座(短期合格コース)です。
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この通信講座で利用している参考書が、こちらの「どこでも宅建士 とらの巻」でした。わかりやすく合格に必要なポイントが詰まっているのでおすすめです。
アガルート
アガルートは、さまざまなバックグラウンドの受講者に合わせた多彩な講座が用意されています。
◎【2023年合格目標】入門総合カリキュラム
◎【2023年合格目標】入門総合カリキュラム(テキスト無しコース)
初めて宅建の学習をされる方や、基礎から学びたい方向け!
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◎【2023年合格目標】演習総合カリキュラム
◎【2023年合格目標】演習総合カリキュラム(テキスト無しコース)
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宅建士に合格した後の手続き
宅建士に合格しただけでは、実は宅建士として活動することはできません。
(わたしは合格しただけで、以後の手続きを行っていません)
合格した後、受験した試験地の都道府県の登録を受けなければなりません。
登録に必要な手続きは大枠は「宅建士の資格登録申請」と「宅地建物取引士証の交付申請」です。
(都道府県によって微妙に異なるので、合格証書と同時に送られてくる手続きの詳細を確認してください)
これらの手続きを完了すると、お客様に提示が必要な「宅地建物取引士証」が発行され、晴れて宅建士として活動できます。
宅建士の資格に関するQ&A
ここからは、宅建士についてよくある質問を一問一答形式で紹介していきます。
5問免除とはなんですか?
上では説明しませんでしたが、宅建士試験の50問中5問は、別途法定の講習を受講することで免除してもらうことができます。(5問正解扱いになります)
資金と時間に余裕のある方は法定講習の受講をおすすめします。
勉強期間はどのくらいですか?
一般的には、勉強期間半年程度、延べ勉強時間400時間程度と言われています。
ガっくんの場合も、4月から勉強をスタートしてその年の10月に合格したので、やはり勉強期間は半年程度でした。
勉強時間もおそらく400時間程度だと思います。
仕事や学校と学習は両立できますか?
できると思います。
ほかの士業では、学校や会社をやめて注力しないと厳しいものもありますが、
宅建士受験生はほとんどが社会人だと思っていいです。