情報処理安全確保支援士の勉強法について灘・東大OBが解説!

情報処理安全確保支援士の勉強法について灘・東大OBが解説!

こんにちはこんばんは。灘・東大OB、資格マニア・勉強マニアのガっくんです。

小学生から社会人の今に至るまで勉強漬けで、色々な資格の色々な勉強法を研究しています。

今回は「情報処理安全確保支援士」の勉強方法について解説します。

この記事で扱うテーマ

  • 情報処理安全確保支援士に受かるための勉強時間はどのくらい?
  • 情報処理安全確保支援士試験の出題傾向は?
  • 情報処理安全確保支援士試験におすすめの参考書や講座は?

このようなギモンにお答えします!

結論:以下の教材での独学か、通信講座がオススメ

まず、オススメの教材はこちらのシリーズです。

次に、おすすめの通信講座・オンライン講座は以下のいずれかです。

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さらに詳細を知りたい方は記事の続きをご覧ください!

情報処理安全確保支援士とは

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)とは、情報系唯一の士業で、名称独占資格です。
情報セキュリティのプロフェッショナルとしての能力を証明できます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

>>【意味ない?】「情報処理安全確保支援士」を灘・東大卒合格者が解説!【登録セキスペ】

情報処理安全確保支援士の試験内容と科目ごとの対策

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の試験は、半年に1回、4月頃と10月頃に実施されています。
試験は筆記試験(ペーパーテスト)のみで、わずか1日で終了します。
合格率はおよそ20%で、難しい部類に入りますが、きちんと対策を練って準備すれば、未経験者でも十分合格できます。

筆記試験は、4つのパートに分かれています。

科目方式問題数制限時間合格ライン
午前1マーク式30問50分60点/100点
午前2マーク式25問40分60点/100点
午後1記述式大問3問中2問90分60点/100点
午後2記述式大問2問中1問120分60点/100点
情報処理安全確保支援士試験の概要

順番に見ていきましょう。

午前1

マーク式試験で、全部で30問、制限時間は50分、合格ラインは60%です。

他の高度情報処理技術者試験の午前2から出題されているようで、試験範囲はIT全般と非常に広大です。

対策としては、「下位資格である応用情報技術者試験の過去問をひたすら解いて覚える」ことに尽きます。

わたしの場合は、StudyPlusの投稿によると、2ヶ月くらいかけて1,188分間、つまり20時間ほど応用情報技術者試験の問題を解いたようです。
これで(午前1だけは)合格できました。

(StudyPlusについては以下の記事をご覧ください。勉強時間の記録を取りつつ、同じ資格を目指す仲間と切磋琢磨できるSNSです。)

>>【やる気キープの強い味方】勉強SNS「Study Plus」のすすめ


話を午前1に戻しますが、あまりに広範な範囲で、同時に受験する午前2~午後2とほぼ重ならない勉強…。

これに20時間を奪われてしまうのはあまりに痛い。

そこで、極力、これから説明する午前1試験免除制度を利用して、勉強しないでスルーするのが賢い選択だと思います。

午前1免除は必須

高度情報処理技術者試験(情報処理安全確保支援士試験を含む)では、一定条件をクリアすると午前1免除、
つまり会場にすら行かなくても第一関門突破扱いとしてもらえる制度があります。

免除の条件は以下のとおりです。

  • 2年以内に応用情報技術者試験に合格している
  • 2年以内にほかの高度情報技術者試験に合格している
  • 2年以内にほかの高度情報技術者試験の午前1で基準点以上を取得している

このことから、応用情報技術者試験をまず受験・合格し、続いて高度情報処理技術者試験にチャレンジする場合が一番ラクです。
(わたしはこのパターンでしばらく行っていました)

次にラクなのは、午前1合格だけを目指して適当な高度情報処理技術者試験にチャレンジ、午前1だけで帰宅するというムーブです。
当然、メインの試験は落ちてしまいますしメイン試験の受験料もかかってきますが、
午前1免除資格者として後ほど書面が届きますので、次回からは免除資格をゲットとなります。


わたしは、久しぶりに高度情報処理技術者試験を受けようとしたら、午前1免除が切れてしまったため、
全くメインの勉強をせず午前1免除だけをいただきました。

午前2

マーク式試験で、問題数は25問、制限時間は40分、合格ラインは60%です。
1問4点と思われるので、10問間違いまでOK、11問間違いでアウトです。

内容は、ITセキュリティに特化したものになっています。

ここでも、過去問演習が非常に大切です。
本当にそのまま出ます。

情報セキュリティ業務の経験がない・少ない受験生については、
午前2を「専門用語を覚えるための単語教材」として利用するといいでしょう。

知らないことが場出てきたら、ノートに書き出して、参考書などを利用して意味と用例を書き込んでいく。

こうやって専門用語を「生きたボキャブラリ」にしていきましょう。
必ず仕事でも役に立つはずです。

単語帳の作り方についてはこちらの記事をご覧ください。

>>東大OBの英語学習者による、英単語帳のオススメの作り方!【メリット・デメリット付き】

午後1

午後1は中程度の長さの文章2題とプログラミングの問題1題の3題の中から2題を選んで回答します。制限時間は90分。
文章の穴埋めや、設問に20文字以内で答えるなど、記述式の問題です。
合格ラインは60%ですが、設問ごとの配点は公表されていません。

この試験の意図は、実際に起こったインシデント(事件)を例にして、受験生の実務家としての能力を問うものだと思います。
しかし、経験者でもまずは問題文を読み解くのになかなか骨が折れます。
特にずっと理系のエンジニアには苦痛が伴うでしょう。

まず、対策としては、午後1午後2関係なく、すべての問題文をスラスラ読めるように、知らない専門用語は適宜潰しつつトレーニングしましょう。

午後2

午後2は10ページほどの長文2題のうち1題を選択して回答します。制限時間は120分。
文章の穴埋めや短文での回答など、午後1と同様の記述式問題です。
この午後2のワクで論文問題を課される試験区分もあるので、それに比べるとラクといえます。

基本的には、午後1問題のボリュームが増えたものと思っておけば、大きなズレは無いと思います。

午後1と同様に、まずは問題文をスラスラ読んで状況を理解できるかがポイントです。
エンジニアの実務対応力を測る試験にも関わらず、かなり現代国語チックになってしまっています。

勉強時間やオススメ講座

なお、わたしの場合、200日かけて午前2~午後2の勉強に約23時間かけて一発合格しました。

まず、午前2に関しては、情報処理安全確保支援士ドットコム(外部サイト)で何度も問題演習しました。

午後1と午後2に関しては、長文に対してきちんと要約があったり、専門用語を調べるための索引が充実している参考書を一冊用意して、とにかく通読、その後問題を解くようにすると良いでしょう。

わたしは、うかる!シリーズを愛用していますが、参考書の種類は限られているので、書店でお手にとって判断してみてください。

体系的に知識を学ぶために、資格スクールもオススメです。
TACはわたしが調べた範囲ではほぼ唯一情報処理技術者試験を網羅的に開講している大手予備校で、非常におすすめできます。

こちらの支援士ゼミは、情報処理安全確保支援士受験生と資格保有者によるオンラインサロンです。

経験豊かな講師による過去問解説動画や、受講者同士の情報交換フォーラムなど、
支援士を効率よく学習できる環境を多数提供されています。

受講期間内であれば質問も自由なので、独学での勉強に自信がない方でも安心して利用できます。

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まとめ

この記事では、情報処理安全確保支援士とは何か、試験内容と科目ごとの対策、勉強時間やオススメ講座などが説明してきました。

また、独学や通信講座が勉強法としてオススメしており、勉強法を選ぶ際には、自分のペースに合わせた方法を見つけることが重要です。

情報処理安全確保支援士の勉強には、効率的な勉強法と継続的な学習が必要です。

情報処理安全確保支援士を目指す方にとって貴重な情報源となれば幸いです!

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