こんにちはこんばんは。灘・東大卒、資格マニア・勉強マニアのガっくんです。
趣味とブログネタを兼ねて、1ヶ月~2ヶ月に1冊くらいは勉強法に関する本を読んで行くことにしました。
今月は「月に1億円稼ぐ現役・東大生社長の勉強法」です。
世の中に勉強法が溢れているけれど、どれが正解なんだろう?
現役東大生の考え方を知りたい
こんな方におすすめです。
著者の東大生社長「みかみ」さんについて
1998年生まれ。東京大学教養学部2年次在学中(現在は事業立ち上げのため休学中)。
高校3年生の5月に受けた東大模試ではE判定だったが、受験勉強を開始してわずか数ヵ月で、1日4~5時間の学習ながら秋の東大模試では全国成績優秀者に名前が掲載されるほどの成績でA判定を獲得、日本最難関の東京大学理科二類に現役で合格。
心理学や脳科学に基づいた効率のよい学習法を編み出し、現在はコーチングスクール、アプリ開発(海外法人)、東大生の紹介などのビジネスを展開し起業家としても注目が集まっている。
「月に1億円稼ぐ現役・東大生社長の勉強法」 裏表紙より
すごい経歴ですね。
ちょっと余談ですが、起業家の年齢層がどんどん下がってきている感じがします。
灘・東大の同級生や知人で起業した人は両手で足りないくらい居ますが、9割以上がいったん社会人を経験してからで、
在学中に起業した知人は一人だけです。たぶん。
起業ノウハウのほうが個人的には興味がありますが、本書は受験生・社会人学習者向けの「勉強法」についての解説本です。
「現役・東大生社長の勉強法」を読んだ感想
ここからは、わたしが本書「現役・東大生社長の勉強法」を読んだ感想をざっくばらんに紹介します。
良かった点と気になった点を包み隠さず書いていきますので、参考になればと思います。
感想1:さまざまな勉強法の入口になる
筆者の「みかみ」さんが、中学生の頃から心理学や脳科学について調べ、編み出したという「ニューロサイエンス学習法」が本書のキモです。
このニューロサイエンス学習法の中身を紐解いていくと、世の中にある勉強法・学習法を「みかみ」さんなりに咀嚼し、まとめ直したものなのだなと思いました。
必ずしも全部のワザに引用元や出典が記載されているわけではありませんが、たとえばアメリカ行動科学研究所の調査結果や、東大教授による実証実験の結果などが引用されていますので、
興味のあるトピックについては深く調べることで理解が深まると思いました。
感想2:「勉強ができる=地頭がいい」は違うとわかる
本書の中で繰り返し書かれているのが、「天才と呼ばれている人も脳の構造は一般人と同じ」ということです。
頭の使い方、つまりは思考のクセや取り組み方の違いだというのです。
そして、具体的に「天才」が行っているというノウハウが紹介されています。
理屈の上では、全部実践できれば「天才」に限りなく近づけるということですね。
個人的には8割くらい賛成です。
本当に引くほど頭がいい天才は間違いなく存在します。
もはや宇宙人です。
とはいえ、灘卒や東大卒のほとんどは「器用な凡人」だなぁと感じているので、その器用なポイントを再現できればいいのだと思います。
感想3:一次情報と二次情報の区別がやや曖昧
これはわたしがブロガーだから気になるのかもしれませんが、
一次情報:自分の見聞きしたこと・体験
と
二次情報:調査してわかったこと
の区別が若干曖昧なところがあるなぁと思いました。
具体的には、本書内で「この本にこんな事が書いてあります。言い換えるとこういうことです」とか
「脳にはこういう特徴があります」というような記述があったりするんですが、
それを実践したのかどうか、実践にあたりハードルはなかったのか、実践した時の効果はどうだったのか…といったこと(=一次情報)がちょっと足りないなーと。
引用元のわからない二次情報はあまり真似したくならなかったです。
まとめにかえて:やっぱりGTDが最強
ざっと、わたしの感想を書いてきました。かんたんにまとめておきます。
- さまざまな勉強法・学習法を再構成して紹介した本
- 地頭の良さは勉強に関係ないとわかる
- ちょっと一次情報少なめ
いちばん使えるなと思ったのは「4時間ぶっ通しで集中し続ける「集中力」の極意」というチャプターでした。
でもこれ、よくよく考えるとGTD(Getting Things Done;物事を成し遂げる技術)でした…。
GTDについては、こちらからどうぞ。
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