こんにちはこんばんは。灘・東大OB、資格マニア・勉強マニアのガっくんです。
本日は、福岡教育大学の小論文を分析してみたいと思います。
短めの小論文の一般的な話も書いてみましたので、興味のある方はそこだけでも読んでみてください。
スカイ予備校さんのYoutubeで、この記事の内容を取り上げていただきました!
ほかの大学の小論文・グループディスカッション解説は以下をご覧ください。
福岡教育大学の小論文の概要
ここからは、福岡教育大学の諸論文の概要について説明します。
こちらの表をご覧ください。
学科 | 制限文字数 | 導入文有無 | テーマ |
---|---|---|---|
教育学部・特支初等 | 1,200字 | ほぼなし | 障害又は病気のある小学生とどのように関わっていきたいか |
教育学部・特支中等 | 1,200字 | ほぼなし | 障害又は病気のある中学生とどのように関わっていきたいか |
教育学部・中音楽 | 800字 | ほぼなし | 音を音楽へと構成していく体験を重視することが求められていますが、 教師としてどのような指導の工夫を行うことが大切ですか |
教育学部・中保体 | 800字 | ほぼなし | スポーツ推進のための施策と諸条件について |
教育学部・中家庭 | 1,000字 | ほぼなし | 日本中に同じような住居がないとしたら、どのような不都合が生じるか、様々な観点から述べなさい。 また、今後どのような住宅が必要となるか、あなたの考えを述べなさい。 |
教育学部・中書道 | 400字/200字 | あり | 古文の楷書の古名跡を説明せよ/漢字仮名交じり文の作品を2点制作します。どのような作品を構想するか述べよ |
課題文がまったくないのが特徴の一つ
福岡教育大学の小論文の特徴として一つ挙げられるのが、課題文がまったくない点です。
多くの大学では、1~2ページ程度の長い文章が掲載され、それについての現代国語のような問題があります。(漢字の書き取りがあるところも!)
一方、福岡教育大学では課題文が全く掲載されておらず、ストレートにあなたの意見や考えを聞いてきます。
小論文の構成の仕方
ここからは、一般的な小論文の構成の仕方、とくに1,000字前後と短い小論文の書き方について説明します。
あたりまえですが、いきなり頭から書き始めるのはNGです!
かならず、構成を練ってから書いていきましょう。
ちなみに、この生地全体の文字数は2,000文字ちょっとです。
これよりももっとギュッと圧縮して書く必要があります。
短めの小論文のおすすめの構成はPREP(プレップ)
わたしたちブロガーや社会人には馴染みの多い言葉なのですが、PREPを小論文にも適用して書くのがおすすめです。
PREPとは、Point、Reason、Example、Pointの頭文字です。
結論→その理由→具体例→結論(2回め)。このようにします。
P(ポイント)…冒頭に結論を明確に
まず、いきなりポイントを書きます。
たとえば、「わたしは、障害又は病気のある生徒と他の生徒を同じように扱って接したいと考えている」(一例です。ガっくんの考えではありません)
結論を明確に書くには、しっかりと説得力のある結論を持ってきて、読み手を「おっ」と思わせなければいけません。
そのために、メモ用紙などにマインドマップを書いて、これから各予定のR(理由)とE(具体例)に上手につながるように書いてみましょう。
>>資格マニアがすすめる「マインドマップ勉強法」【社会人のノート術にも】
R(理由)…結論と具体例をスムーズに繋げる
P(ポイント・結論)でおっと思わせた後は、説得力のあるR(理由)を続けましょう。
「なぜなら、障害又は病気のある子どもたちにも自己肯定感を伸ばしたいからです」(一例です。ガっくんの考えではありません)
E(具体例)…自分の経験を大いにアピールする
つづいて、具体例です。
ここは、数少ない自己アピールの場だと考えてください。
「たとえば、わたしが過去在籍していたクラスでは、障害のある生徒が一緒に学んでおり、○の科目では障害のない生徒よりもいい成績を収めていました」
「たとえば、わたしが過去読んだ〇〇という本で、このような実験を行っていました」
P(ポイント)…結論をもう一度、少し言い回しを変えて
最後にもう一度結論です。
ブログやビジネス文書だと、ざーっと流し読まれることが多く、「この書き手の主張・結論は何だっけ?」と忘れられる場合が想定されます。
そこで、念押しでもう一度書いておくのです。
「だから、わたしは病気又は障害のある生徒を、そうでない生徒と別け隔てなく接していきたいと考えています」
まとめにかえて:短い小論文はPREPを意識して
福岡教育大学の小論文は、いい意味でも悪い意味でも、課題文の読解によるごまかしが効きません。
自分の考え方や体験の内容、それから文章力と論理的思考力がダイレクトに響いてきます。
そこで、文章を書きながらPREP法を意識するようにしてみましょう。
最後に、小論文の回答練習で大切なのが、誰かに見てもらうことです。
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