東大法学部推薦入試問題を東大法学部OBが分析してみた【簡単だけど難しい】

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こんにちはこんばんは。灘・東大OB、資格マニア・勉強マニアのガっくんです。


東大にも、いわゆる推薦入試(正式名称は学校推薦型選抜)が導入されました。

平成28年(2016年)のことで、本記事執筆の6年前です。


細かい制度の概要は、東京大学ホームページをご欄ください。

>>令和4(2022)年度 学校推薦型選抜 学生募集要項等

入学後に後期課程の早期履修ができるなど様々なメリットが書かれていますので、よく読んでみることをおすすめします。
(ニーズがあれば、別途学習募集要項のまとめ記事を作成するかもしれません)

この記事では、東大法学部の面接課題を紹介し、
東大OBの視点から、つまり元東大受験生である社会人の視点から
グループディスカッションのポイントや普段からの準備の仕方について考えを述べていきたいと思います。

東大に入りたい方東大が第一志望だと思っている受験生の方はもちろん

推薦入試の面接対策に困っている受験生の方にも役に立つ内容になっていますので、参考にしていただければ嬉しいです。

この記事を書いた人
ガっくん

東大卒が、学ぶよろこびと資格の勉強法を発信

灘中学校→灘高等学校→東京大学(文Ⅰ・法学部)→会社員

勉強マニア・資格マニアで国家資格や士業含む37資格保有

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東大法学部の面接課題3年分を紹介

ここからは、東大法学部の面接課題(過去3年分)を並べて紹介します。

共通事項

  • 課題文が配られたあと、課題文を読む時間と心の準備の時間に5分間与えられます。
  • その後、グループディスカッションを85分間行います。
  • 到達した結論に関するプレゼンは不要です。

2020年度課題文要約

日本の投票率が低水準で推移する一方で、オーストラリアの選挙は毎回90%を超える。

この高い投票率を生む一つの要因は、投票を法的な義務として強制する強制選挙制にある。

このような強制選挙制について、あなたはどう考えるか、十分な根拠をあげた上で評価せよ。

その上で、日本において投票率が低いという状況に対処する施策はいかにあるべきかを議論せよ。

>>全文はこちら

2021年度課題文要約

犯罪事件に関する報道は、人々が犯罪事件を具体的な事実として意識することを助けるため、実名報道が重要である。そのように報道機関は主張している。

しかし、実名報道の是非が問題になることもある。

加害者の実名報道のあり方は、特に少年法の規定との関係で問題とされることが多いが、成人であっても加害者に対する社会的制裁として機能する場合や、関係者に対する興味本位の取材の過熱化を促進する危険などもある。

これらを踏まえた上で、被害者と加害者の実名報道の是非について論ぜよ

>>全文はこちら

2022年度課題文要約

東大はその理念の一つとして「Diversity & Inclusion」を掲げており、その一環として、在学生における女子の比率を高める努力をしてきている。具体的には、住まいの支援・奨学金・広報・イベント活動等。しかし、学部学生全体に占める女子学生の割合は20%前後にとどまっている。

女子学生を含め、東大はどのような点で学部学生の構成を多様化すべきか。また、その多様性を促進するために、東大はどのような施策を講じることができるか。促進すべき多様性の種類とそのための施策を論ぜよ。

>>全文はこちら

東大法学部の面接課題に関する東大OBの雑感

広い知識と集中力が求められる東大の学科試験と違って、東大の面接試験はある意味簡単で、ディスカッションするだけです。プレゼンも不要です。
しかしながら、求める学生像をそのままディスカッションのテーマに持ってきているという印象を受けました。

現代社会、とりわけグローバルな場でリーダーシップを発揮する素質を持つ学生。すなわち、優れた基礎的学力を備えるとともに、現代社会のかかえる諸問題に強い関心を持ち、実社会の様々な事象から解決すべき課題を設定する能力、さらには他者との対話を通じて、その課題の解決に主体的に貢献する能力を有する学生。

ディスカッションのテーマたちは、誰もが耳にしたことのあるような”現代社会の抱える諸問題”で、なおかつ社会として明確な答えの無いテーマというふうに見えました。

また、課題文の注意書きにある通り、以下のことは注意した方がいいと思います。

このグループ・ディスカッションはみなさんの論理的思考力、発想力、コミュニケーション能力、チームで作業する能力などを審査するためのものであり、思想・信条を評価の対象とするものではありません。

たとえば、「実名報道賛成派だと落とされる」といったことはあり得ないので、安心してディスカッションしましょう。

グループディスカッションのコツとやってはいけないこと

わたしの東大在学中に推薦入試はありませんでしたが、
学生時代に就職活動を始めたとき、グループディスカッションは多数経験しました。

その際に就職エージェントの方から教わったグループディスカッションのコツを紹介します。

グループディスカッションのコツ

  1. 役割分担をスムーズに行う
  2. 司会になれなかったときは、タイムキーパーか書記を狙う
  3. アイディア出し系のディスカッションのときは書記がおすすめ

役割分担をスムーズに行う

いきなりワイガヤで喋りだしてはいけません
最低限、司会と書記、できればタイムキーパーも分担するようにしましょう。
このあたりは他の受験生も準備してきて分かっているケースが多いと思われますが、
慣れていないチームだった場合は、率先して役割分担を仕切るようにしましょう。

司会になれなかったときは、タイムキーパーか書記を狙う

司会として積極的にみんなの意見を拾っていったり、集約したり、
方向を修正したりしていくのが最も目立つ役割のため、うまく場を回せるなら司会になるのはおすすめです。
しかし、船頭多くして船山に登る。自分も自分もと司会がなかなか決まらないようでは本末転倒です。
そのようなことになったら、タイムキーパーか書記になりましょう。

アイディア出し系のディスカッションのときは書記がおすすめ

役割のなかでも書記はおすすめです。
みんなの意見を俯瞰で確認できるので、他の受験生の意見を展開したり、漏れている論点を見つけたりすることが可能です。
後述で説明する「マインドマップ」に慣れておくと非常に有利です。

>>資格マニアがすすめる「マインドマップ勉強法」【社会人のノート術にも】

グループディスカッションでやってはいけないこと

ここからは、わたしが社会人になってから感じた、「こんな人と会議したくないなぁ」という思いをもとに、
受験生の皆さんがやってしまいがちな、グループディスカッションでやってはいけないことを紹介します。

  1. 人の話を聞かない
  2. 質問風自己アピールをする
  3. 発言しない

順番に説明します。

人の話を聞かない

「グループ」ディスカッションにも関わらず、割りと多い印象です。

他の人の発言を無視して持論を展開していくのは辞めましょう。

他の人の発言をちょっと大げさなくらい復唱しながら話すくらいでちょうどいいと思います。

質問風自己アピールをする

これをやるひとは本当の本当に多いです。

わたしは高校でこういうスゴいことをやってきていてこんな賞をもらったのですが、●●について皆さんどう思われますか?

こういう感じの人です。
この前半のアピール、要りません
眼の前の受験生たちにマウントをとっても仕方ありませんし、試験官はあなたの経歴をよくご存じです。
誰も得しませんので辞めましょう。

発言しない

上述のように不要なことをベラベラ喋るのもマイナスですが、沈黙もよくありません。
さきほど書記をおすすめしたのは、多少発現頻度が落ちても評価されるからですが、それでもアイディア出しはきちんと行いましょう。

東大法学部の面接課題対策として、普段からやっておくべきこと

ここからは、上記の面接課題への対策をわたしなりに考えましたので、2点紹介します。

  1. マインドマップの練習
  2. ニュースに触れてアウトプットする

マインドマップの練習

上述でも少し触れましたが、マインドマップは非常に優れたノート術であり、思考ツールでもあります。
とくにマインドマップは「連想を助ける」ことと「漏れなくダブりなく論点が上がっているか(MECE)確認する」ことにピッタリです。
勉強で普通に使用することもできますし、会議やミーティングのメモ取りにも最適です。
一度マインドマップに関する書籍を確認して、勉強に取り入れてみるのをおすすめします。

>>資格マニアがすすめる「マインドマップ勉強法」【社会人のノート術にも】

ニュースに触れてアウトプットする

東大法学部の推薦入試問題は、時事問題です。
普段からニュースにたくさん触れて、意見をアウトプットする訓練をしましょう。

具体的には、新聞をパラパラと読んで、自分なりの意見をサッとまとめてメモするのです。

いまはネットである程度新聞記事が読めますのでネット新聞でもいいですし、
数ヶ月だけの話なので保護者に頼んで取ってもらうのもいいでしょう。

アウトプットと言っても最初は難しいかもしれないので、「社説」に反対か賛成か、それは何故か、程度で構いません。

徐々に、社会面や政治面のトピックに対して自分なりの意見・考えを出せるように練習しましょう。

このときに大切なのが、誰かに見せることです。
ご両親・兄弟・学校や塾の先生・学友、誰でも構いません。
目的は、人に伝わるように自分の意見を表現できるかのチェックと、
簡単な意見交換です。

SNSやブログで発表してもいいですが、ダイバーシティなど炎上しそうなテーマもあるので、
なるべく身近な人・信頼できる人とやり取りするのが良いでしょう。

また、小論文や面接が得意な予備校に、プロの立場から添削やアドバイスを依頼するのも非常におすすめです。

たとえば、こちらのスカイ予備校は、推薦入試・小論文・面接を得意とするオンライン予備校です。
指導実績23年、オンライン指導(通信教育)17年と確かな実績があります。
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