こんにちは、こんばんは。灘・東大卒、勉強マニア・資格マニアのガっくんです。
ちょっと遅れ気味ですが・・・2022年の大学入試共通テストを解いてみました。今回は物理基礎です。
(”基礎”ってなんだ?と思ったのですが、文系だと基礎で良いようなので、いったん基礎を解きました)
過去記事はこちら
大学入試センター試験(旧試験)の成績表公開(再掲)
大学入試共通テストになる前の試験(大学入試センター試験)の成績はこちらです
大学入試共通テスト(令和4年、2022年分)にチャレンジ~物理基礎~
結果ですが、100点満点で87点。単純に成績アップと言っていいのかどうかわかりませんが…。
感想1:数式がほぼ出ず、易しい内容だった
ざっと見て、数式が登場する問題は小問3つくらい。あとは「より大きい」とか「小さい」といった定性的に回答できる内容で、
たぶん中学受験組の小学生ならほとんど解けるのでは?という内容。わたしもどっちかというと灘中受験時の思い出で解きました。
感想2:数式を選ぶ問題は「単位の定義」か「極限」を考える
物理の問題で、公式を丸暗記したらダメです。文字が変わってたら意味不明ですし。
まず、単位の定義を理解しましょう。
たとえば、ジュール熱を計算させる問題がありましたが、Q = IVt…とか覚えるのではなく(今回どの文字も出てきてませんし…)
ジュール(J)は、抵抗・時間に比例、電流量の自乗に比例するので、
J = Ω・A^2・s
という具合に理解しておきましょう。
Ωの定義は、
Ω=V/A
ですから、
J = V・A・S
これがすなわちQ=IVtですね。
このように単位の定義を理解しておくと公式がすぐわかるというわけです。
また、電気抵抗の抵抗率を計算させる問題が有りましたが、
こちらは「極限を考える」といいと思います。
むちゃくちゃ長い、無限に近い長さのラインがあったとしたら抵抗はどうなるかというと、無限大ですね。
こんどはむちゃくちゃ細い、髪の毛みたいなラインはどうでしょう?抵抗大きそう(通りにくそう)ですね。
というわけで、定性的にρ =R・S/Lが思いつく事ができるのではと。
繰り返しですけど、意味を理解しないまま公式を丸暗記するのは辞めましょう。
(数学でもそうですけれど、物理は特に [単位] どうしの関係を理解しておく必要があるので)
まとめにかえて:物理基礎の教材の選び方
おすすめの教材を出せたら良いのですが、物理”基礎”は初めて解いたのでよく分かりません…。
少なくとも…、
- コンパクトにまとまっていて持ち運びやすい
- 巻頭か巻末に単位についてまとめてある
- 色使いやイラストが好き
この3つに当てはまるものを選ぶようにしましょう。3番めも意外と大切です。
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