2026年度の共通テスト数学ⅠAを、試験時間を意識しながら実際に解いてみました。
予備校の解説や「きれいな解法」をなぞるのではなく、
解いている最中に何を考え、どこで手が止まり、どう処理したかを中心に書いています。
共通テスト数学ⅠAは、
「数学的に美しい解法」を評価する試験というより、
与えられた条件をどう処理し、どう割り切るかを強く問う試験だと感じました。
この記事の立ち位置と、軽い自己紹介
この記事は、
- 数学が得意な人向けのテクニック集
- 解けなかった人を不安にさせる記事
ではありません。
実際に解いてみた一次情報をもとに、
- どこで時間を使い
- どこで迷い
- どこを割り切ればよいか
をイメージできるように書いています。
大学入試センター試験(旧試験)の成績表公開
参考として、現役時代に受験した大学入試センター試験(旧試験)の成績に触れておきます。
数学ⅠAは 100点。
当時は比較的得意科目という認識でした。
ただ、いま改めて共通テスト形式の数学ⅠAを解いてみると、
「数学の種類がかなり変わった」
という印象を強く受けます。

2026年度 共通テスト数学ⅠAの結果と感想
2026年度 共通テスト数学ⅠAの得点は 84点でした。
誘導に丁寧に従えば解ける問題が多い一方で、
途中から前提が揺さぶられる場面もあり、
精神的な消耗が大きい試験だと感じました。
2026年度 共通テスト数学ⅠAの感想①:誘導に従うほど苦しくなる問題が多い
数学ⅠAでは、問題文の導入に素直に乗って進んでいると、
最後で急に視点を切り替えさせられる問題が目立ちました。
特に、
- 集合と整数条件を絡めた問題
- 図形問題で前提(鋭角三角形など)が途中で揺らぐ問題
では、
「ここまでの流れ、なんだった?」
と感じる場面がありました。
誘導を信じすぎない冷静さが必要だと思います。
2026年度 共通テスト数学ⅠAの感想②:場合の数・整数問題は「力技」が最強
これは、はっきり書いておきたいポイントです。
場合の数・整数問題は、きれいに解こうとしなくていい。
実際の試験では、
- 条件が複雑
- 設定文が長い
ことが多く、
途中で一般化しようとすると逆に迷います。
今回も、
条件を満たす整数を全部書き出す
場合をすべて列挙する
という、かなり原始的な方法で解いた問題がありました。
しかし、
- パターン数は有限
- 書き出せば必ず終わる
ので、
根性で全パターンを書いた方が速く、確実です。
共通テストは、
きれいな解法を思いついた人だけが得をする設計ではありません。
手を動かし続けた人が、そのまま点につながる場面が確実にあります。
2026年度 共通テスト数学ⅠAの感想③:知識問題と読解問題が混在している
数学ⅠAは、「計算力」だけでなく、
- 用語を知っているか
- 文章の条件を正しく読み取れるか
といった、読解寄りの力もかなり要求されます。
たとえば、
- 四分位数・四分位範囲
- 条件付き確率を“言い換えた”設問
- 集合記号や論理表現を文章で処理させる問題
などは、
知っていれば素直、知らないと導入で詰むタイプでした。
一方で、知識がなくても
問題文に従って処理すれば解ける設計にもなっており、
このあたりは共通テストらしいバランスだと感じます。
数学ⅠA対策として思うこと
数学ⅠAで点を安定させるために大切なのは、
- 誘導を「疑う」視点を持つこと
- きれいな解法に固執しないこと
- 全パターンを書き切る覚悟
この3つだと思います。
特に、
場合の数・整数・確率系は、力技が正解になることが多い
という点は、もっと強調されていい気がします。
共通テストは、
「発想勝負の試験」ではなく、
処理と割り切りの試験です。
共通テスト数学ⅠAは、
発想の巧さよりも
限られた時間の中で、どれだけ多くを処理できるかが点数に直結します。
その意味では、
「よく練られた予想問題」よりも、
実際の共通テスト形式に近い問題を、時間を測って解くほうが対策としては合理的です。
わたし自身も、対策として選ぶなら
本試験を意識した実戦形式の問題集を優先します。
まとめ
2026年度の数学ⅠAを解いてみて感じたのは、
- 誘導は必ずしも親切ではない
- 数学的センスより、粘り強さが効く
- 書き出す勇気が点数を守る
ということでした。
数学ⅠAは、
途中で諦めず、最後まで手を動かした人が報われる試験です。
他の科目についても、
同じ視点で解いた記録をまとめています。
▶︎全体のまとめ記事はこちらから
▶︎数学ⅡBCの感想と結果






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