2026年度の共通テスト英語リーディングを、試験時間を意識しながら実際に解いてみました。
この記事では、共通テスト英語リーディングの難易度や特徴について、
予備校の難易度分析や設問解説ではなく、 解いている最中に何を考え、どこで迷い、どう判断したかを中心に書いていきます。
共通テストは、知識量よりも「限られた条件の中で、どう処理し、どう割り切るか」を強く求められる試験です。
英語リーディングは、その性格が特に分かりやすく表れる科目だと感じました。
この記事の立ち位置と、軽い自己紹介
この記事は、
「英語が得意な人向けのテクニック集」でも
「とにかく不安を煽る記事」でもありません。
実際に解いてみた一次情報をもとに、
これから共通テストを受ける人が
- どこで時間を使い
- どこで迷い
- どこを割り切ればよいか
をイメージできるように書いています。
わたしは、灘中学校・灘高等学校から東京大学に進学しており、
現役時代には大学入試センター試験(旧試験)を受験しました。
現在は受験生ではありませんが、ほぼ毎年この時期に共通テストを解いています。
大学入試センター試験(旧試験)の成績表公開
参考として、高校生当時に受験した大学入試センター試験の成績表を載せておきます。
(※個人情報はすべてマスキングしています)

当時の英語は 200点満点で180点。リスニングはなく、すべてリーディングでした。
灘高校同期の平均点も、だいたい同じ水準だったと記憶しています。
2026年度 共通テスト英語リーディングの結果と感想
それでは、2026年度英語リーディングの結果です。
点数は100点満点で93点でした。
今回は特別な対策はせず、普段通りの読解力で解いてみましたが、
時間は制限内に収まり、現役時代と比べても、極端なギャップは感じませんでした。
英語は現在の仕事でも使っているため、全科目の中で一番抵抗なく解けました。
2026年度 共通テスト英語リーディングの感想①:英語力より「時間配分」と「判断力」
英語リーディングを解き始めてまず意識したのは、全体の構成把握でした。
大問は全部で8つありますが、ざっと見た印象では、
- 大問7が最も分量が多く、時間を取られそう
- 大問8は資料・グラフの読み取り中心
- それ以外は比較的軽め
という構成に見えました。
そこで、最初に全文を丁寧に読むのではなく、設問を先に確認し、キーワードを拾いながらスキミングする進め方を取りました。
たとえば大問2では、「OPINION がどれか」を問われています。
この時点で、本文中の believe / think といった語に印を付けておくだけで、
あとから戻ったときの判断がかなり楽になります。
また、選択肢についても、
「細かい言い回し」より
ポジティブかネガティブか、方向性をざっくり掴むことを意識しました。
今回の英語リーディングは、
「時間が足りない」というより、
どこで立ち止まらずに処理できるかが問われている印象です。
これらの理由から、数回は実際の過去問を時間も測りながら解いてみる必要があると思いました。
2026年度 共通テスト英語リーディングの感想②:難単語は少ないが、引っかかりポイントはある
T語彙レベル自体は、TOEICなどと比べても特別高いとは感じませんでした。
ただし、一瞬だけ立ち止まりそうになる単語や言い換えは、ところどころに仕込まれています。
たとえば、
- familiarise
- criterion
- novel(「小説」ではなく「新しい」)
といった語は、意味を知らないと一瞬迷うかもしれません。
もっとも、これらは文脈から推測できるものが多く、
単語帳で暗記していないと解けないタイプではありません。
また、大問3では、
- father をそのまま使う選択肢
- a family member と言い換える選択肢
が混ざっており、
「言い換えられている=不正解」と短絡的に判断すると引っかかりやすい構造でした。
SNSでは tender が話題になっていましたが、
個人的には違和感なく処理できました。
このあたりも、語彙力そのものより
文脈処理に慣れているかどうかが分かれ目になりそうです。
2026年度 共通テスト英語リーディングの感想③:「読み飛ばせない」構造になっている
近年の共通テスト英語リーディングは、
「設問→本文」という読み方だけでは対応しきれない場面が増えています。
象徴的だったのが 大問7 です。
この問題は、表向きはプレゼンテーション準備のように見えますが、
実質的には文章全体の構造理解と要約を求められています。
本文では、
- Wandering(ぼんやりしている状態)について
- 過去の研究ではネガティブに捉えられていた
- 新しい研究でポジティブな効果が分かってきた
という流れが書かれたあと、
One such effect is …
と続きます。
ここで、「効果が2つ以上列挙されるはずだ」と思い込み、
何度か読み返してしまいました。
実際には、明示的に列挙されていない効果も選択肢側に含まれているという、
少しずるさを感じる構造でした。
このように、
「雰囲気で読み飛ばす」と引っかかる一方で、
本文の構造を疑いながら読む力が求められています。
大問8の資料・グラフ問題も同様で、
厳密な文法や単語力より、
全体の関係性をどう把握するかが重要でした。
2026年度 共通テスト英語リーディング対策として思うこと
共通テスト英語リーディングは、英語が得意かどうか以上に、
- 情報をどう取捨選択するか
- 完璧を目指さずに前に進めるか
これらが点数に直結します。
直前期に意識したいのは、「全部読む」ことより「どこを捨てるか」だと思います。
まとめ
英語リーディングは、知識試験というより判断の回数が多い試験です。
今回解いてみて、英語そのものより、
「どう読もうとしたか」が結果に表れていると感じました。
他の科目についても、
同じ視点で解いた記録をまとめています。
▶全体のまとめ記事はこちら
▶英語リスニングの感想と結果






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