勉強中のBGMについて東大OBが考察してみた【メリット・デメリット】

学習法・勉強法
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こんにちはこんばんは。灘・東大OB、資格マニア・勉強マニアのガっくんです。
幼少の頃から社会人の今まで勉強漬けで、常に新しい資格試験や勉強法を研究しています。

さて、「勉強中に音楽を聴くのはアリ?ナシ?」という議論を昔からよく目にします。

勉強の名人たちは「できれば、やめたほうがいい」と考える人が多いようです。

実際にTwitterでもアンケートを取ってみました!
(ご回答いただいた方、ありがとうございます。)

※アンケート対象は東大生・東大OBだけではありません。

アンケートを取ったイメージでは、多くの人が音楽なしで勉強や仕事をしている一方で、
音楽を利用している人もいることがわかります。


そこでこの記事では、東大OBのガっくんが個人的な経験をもとにして、

勉強中にBGMを聴くメリットとデメリットを考えてみました。

大学受験生や・資格取得を目指す社会人の参考になれば嬉しいです。

この記事を書いた人

東大卒が、学ぶよろこびと資格の勉強法を発信

灘中学校→灘高等学校→東京大学(文Ⅰ・法学部)→会社員

勉強マニア・資格マニアで国家資格や士業含む39資格保有

小5娘にも"学ぶ大切さ”を伝えるアラフォーパパ

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東大OBが考える、勉強中にBGMを聴くメリット

まずは、勉強中にBGMを聴くメリットについて考えてみました。

  • 音と記憶をリンクできる
  • 周りの雑音をシャットアウトできる

以上2点について、以下で詳しく見ていきます。

音と記憶をリンクできる

記憶というものは、目の前の情報だけでなく、さまざまな状況や環境とリンクして脳に収められます。

たとえば、「この世界史用語は教科書の終わりの方の右上に書いてあったよな…」という具合に記憶を掘り起こすときを考えましょう。

教科書の終わりの方=厚みの記憶、右上=位置の記憶などが、世界史用語そのものにリンクされて記憶されているわけです。

ほかには、「この単元のとき、A先生がこんな雑談をしてスベっていたなぁ」というのもリンクです。

このようなリンクのひとつとして、自学自習中のBGMを活用できます。

ゴロ合わせの要領で覚えたいことを直接曲に乗せる方法ももちろん有効ですが(九九の歌がいい例です)、

どんな音楽であっても、暗記したいことと上手くリンクできれば、それでも十分有効です。

「この言葉を覚えようとしている時、あの曲を聞いていたな」という思い出し方ができるようになるからです。



なお、ゴロ合わせについては詳しくはこちらの記事もご覧ください。

>>【勉強法議論に決着】語呂合わせ、ゴロあわせはドンドンやりましょう!

周りの雑音をシャットアウトできる

単純に音楽を楽しみたい人だけでなく、周りの雑音を遮断したいと考えてBGMを聴く人も一定数いることでしょう。

自習室や教室なら周りの人の紙に書く音や、椅子を引く音などが気になりますよね。


なお、雑音をかき消すことが目的で、勉強中にBGMをかける場合は、音量を上げすぎないことが重要です。

音量を上げすぎると脳が音楽をうるさいと感じてしまい、音楽が雑音と同じ影響を与えてしまいます。

かすかに聞こえるくらいにとどめておくと、後で説明するデメリットも少なく抑えられます。

東大OBが考える、勉強中にBGMを聴くデメリット

ここからは、勉強中にBGMを聴くデメリットについて考えてみました。

  • 歌詞の情報で集中が途切れる
  • 試験本番で周りの音が気になってしまう

以下で詳しく見ていきます。

歌詞の情報で集中が途切れる

J-popをはじめとする歌詞のある曲は、歌詞の持つ雰囲気も魅力のひとつです。

最近の曲だと、Adoの「私は最強」の歌詞が好きです。

ワンピースのキャラクター、ウタの強がって突っ張っている感じがよく出ていると思いました。

…脱線してしまいました。



歌詞のある曲を聴きながら勉強すると、歌詞のちょっとしたフレーズがふと心に飛び込んできて、

目の前の勉強から心が離れてしまいがちです。

いい曲・いい歌詞に触れるのはステキな人生体験ですが、勉強とは切り離したほうが良いでしょう。

試験本番で周りの音が気になってしまう

個人的に最大のデメリットだと思うのがこの点です。

試験本番は、ある程度の広さの教室で行われることが多いですよね。

他の受験生がページをめくる音や咳払いの音、試験管が巡回する音…。

これらの音が、普段イヤホン・ヘッドホンに慣れた耳にはうるさく感じられ、気になってしまうことがあります。


ただでさえ試験本番で緊張している中、周りの雑音で集中を途切れさせるのはよくありません。

このようなことを防ぐため、勉強中にも環境音を聴く・時々は外でBGMなしで勉強してみるなどの対応が必要でしょう。

東大OBオススメの勉強BGM

ここからは、東大OBガっくんが個人的におすすめする勉強BGMを紹介します。

  • 環境音
  • 洋楽
  • 英語のリスニング教材

以上3つです。

以下で詳しく見ていきます!

環境音

カフェやオフィスの適度な雑音、たとえばタイピング音やコピー機の音、人の話し声などは、勉強中のBGMとしておすすめです。

無音の状態に比べて、不思議と集中力が高まりますし、音楽のデメリットである歌詞による集中力中断や試験本番での弊害も少ないといえます。

Youtubeで検索すると多数の環境音動画が出てくるので、試してみると良いでしょう。

オフィス 環境音 1時間【作業用】【勉強用】

洋楽

洋楽は、比較的歌詞の内容がアタマに入ってきにくいため、カフェミュージックや環境音に近い効果があると考えます。

また、個人的にはテンポの速い曲(ロックやヒップホップ)の方が集中できるため、ゆっくりしたジャズが多いカフェミュージックよりもオススメです。

英語のリスニング教材

英語以外の勉強のときに、手持ちのリスニング教材や、英語のプレゼン動画サイトTEDのスピーチなどを聴けば、

集中が途切れそうになっても入ってくるのは英語なので、リスニングの勉強にスムーズに切り替えられるというわけです。

また、メインの勉強に集中できている間は環境音に近い働きをします。

まとめ:自分に合った方法でBGMを勉強に取り入れよう

この記事では、東大OBのガっくんが個人的な経験をもとにして、勉強中にBGMを聴くメリットとデメリットを考えてみました。

結果、メリットデメリットが2つずつありそうだという結論になりました。

とくに、試験本番で周りの雑音が気になってしまうという点がデメリットだと考えます。

メリットを最大限発揮しつつ、デメリットを抑えられるような方法で、好きな音楽・勉強に適したBGMを選択して、よりよい勉強ライフにつなげてください。

番外:英語のリスニング教材は「スピーカー」で聞くのがおすすめ

音楽・BGMとは少しそれますが、家の中で勉強するときも、英語のリスニング教材をイヤホンやヘッドホンで聞く人も多いかもしれません。

しかし、上述したように、試験本番と勉強中は環境が似ているほど良いです。

英語のペーパーテストは、英検CBTなどの個別ブースを使う試験を除けば、大教室のスピーカーで流されることが多いため、英語のリスニング教材も極力自宅で、スピーカーを使って聴きましょう。

(スマホのスピーカーで十分です)

イヤホンやヘッドホンでは「音質が良すぎる」と思います。

多少周りの音に紛れて聞き取りにくいところがあるくらいがちょうどよい訓練になると考えます。

我が家はすべての部屋にスマートスピーカーを設置しているので、そこから流すことが多いです。

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