勉強の効率を上げる休憩方法について東大OBが解説!

学習法・勉強法
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こんにちはこんばんは。灘・東大OB、資格マニア・勉強マニアのガっくんです。
幼少期より社会人の今に至るまで勉強漬けで、日々様々な資格や勉強法を研究しています。

さて、きょうは【休憩】について考えてみましょう。

勉強の合間の休憩はどのくらいの長さがいいんだろう・・・?

最終的には人によりますが、多くの人に適した休憩の取り方について解説します!

この記事を書いた人

東大卒が、学ぶよろこびと資格の勉強法を発信

灘中学校→灘高等学校→東京大学(文Ⅰ・法学部)→会社員

勉強マニア・資格マニアで国家資格や士業含む39資格保有

小5娘にも"学ぶ大切さ”を伝えるアラフォーパパ

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記憶の定着のためにも休憩は必要

脳科学の分野では、休憩を挟まずにまとめて勉強する「集中学習」と、 小刻みに休憩を挟む「分散学習」を比べた場合、分散学習のほうが記憶が定着しやすいことが明らかになったそうです。(元論文は調査中)
集中学習をしてしまうと、集中力が続かないだけでなく、記憶にも定着しにくく、時間をかけた割に成果が出ないということになります。

マインドマップの考案者、トニー・ブザンによると、以下のとおり、休憩は学習した内容を脳に定着させるために必要な時間だそうです。

たとえば20~50分に一度の間隔で短い休憩を定期的にとることで、学習中に正確な情報をかんたんに想起できるようになる

トニー・ブザン「頭がよくなる本」より

これは個人的にも賛同できる話です。
勉強の話からそれてしまいますが、楽器の練習をしているとき、「数日サボったなー」と思ったあとの方が意外にうまく弾けたりします。

「集中」と「休憩」の最適な割合は?~ポモドーロ・テクニック~

休憩を意識的に取ることで勉強の効果にプラスになることは分かりました。
それでは、どのくらいの頻度と長さで休憩を取ればよいのでしょう?

有名な技法で、「ポモドーロ・テクニック」というものがあります。キッチンタイマーや勉強用タイマーだけあればできる簡単な方法です。

※ここで、タイマーにスマホを使うのはおすすめしません!!詳しくは以下の記事で。

横道にそれました…。ポモドーロ・テクニックは、以下のような方法です。

ポモドーロ・テクニックは短時間の集中作業を繰り返すことで、一日のうち集中力の高い状態にいる時間を増し、知的生産性を高める技法である

読書猿「独学大全」より

具体的な手順は次のようになります。

  1. タイマーを適当な時間(まずは20分位がおすすめ)にセット
  2. 勉強(または仕事)に没頭する(※)
  3. タイマーが鳴ったら5分休憩
  4. 上記1~3を繰り返す
  5. 数回繰り返したら、まとまった休憩(30分くらい)を取る
  6. (※)没頭中に外部から邪魔が入ったら最初からカウントし直すこともある

この20分・5分・30分というのは、個人差や科目差が大きいと思うので徐々に調整していきましょう
(たとえば、数学の大問は20分では解けないと思うので、数学をやるときは60分・15分…など)

最初の頃は勉強した時間とやった内容、休憩時間をメモしておくと参考になります。
もしもスマホを使うなら、STUDYPLUSというアプリが便利です。

休憩のペースよりも大切な「休憩の過ごし方」

ここまで、休憩が必要なことや休憩のペースについて考えてきましたが、「さて、休憩♪」となったとき、みなさんは何をしますか?

そりゃ~SNSチェックだよ!

それ、NGです!!休憩になってません!

はっきりした研究データはありませんが、スマホを使っているときは、勉強しているのと同じくらい目と脳が疲れるようです。
スマホは使わない(使えないようにする)のが賢い方法です。

それでは、休憩中はどのように過ごせばよいのでしょうか。

心身がリフレッシュできる方法がベストです。

わたしは、「頭に冷たいタオルを乗せて目を閉じる」「外を散歩する」が好きでした。
ほかには、「好きな飲物やおやつでリフレッシュする」というのも良いでしょう。

また…、参考になるかはわかりませんが、「休憩中に勉強する」という方法もあります。

わたしにとって勉強は副業(ブログのネタ)であると同時に趣味なので、休憩になってしまうんです。

似たことを大人気Youtuber(?)中田敦彦さんも言っていました。

受験勉強には”最高の休憩”ってものがある。信じられないかもしれないけど、それは休憩中も勉強することなんだよね!

中田敦彦 「大合格」より

たとえば、歴史の暗記に疲れたら英文で読書とか、数学を解いてみるとか、脳の違う部分を使う勉強を繰り回すことで、自分だけの”勉強休憩”を探せると強いです。


これは、一日中仕事をしている社会人学習者にはより強く納得いただけるかと思います。

頭をひねる仕事、会議、単純な事務作業、すべて脳の使い方が違います。
これらを混ぜていくことで、結果的に毎日毎日8時間以上労働できるわけです。
この考え方を勉強に応用していると思ってもらっても良いと思います。

まとめ:ポモドーロ・テクニックをベースに、自分に合った休憩ペースと休憩内容を!

この記事では、勉強において休憩時間も大切な理由と、休憩を挟むペース、休憩時間の過ごし方について説明してきました。

  • 休憩時間は記憶の定着のために必要な時間
  • ポモドーロ・テクニックを繰り返して最適化していくのがベスト
  • 心身がリフレッシュできる休憩方法を。(スマホはNG)

徐々にいろいろ試して、自分に合った休憩リズムと休憩時間の過ごし方を身に着けましょう。

少しでもお役に立てれば幸いです。

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